AI記事作成ツールを作成してみた

生成AIの登場で日常のあらゆるタスクにおけるAI活用が進んでいます。
また、生成AIの得意分野として文章の要約や作成、校正などがあげられます。

1度は「AIでブログを作れないものか?」と考えられたことのある方も多いのではないでしょうか?

今回はOpenAI のAPIを利用して、記事の自動生成ツールを作成していきたいと思っています。

ツールの構成

今回作成するツールはファイル情報を要約し重要なポイントをまとめることが可能な「サマリー機能」

サマリーの文章からより魅力的な記事に仕上げる「ライター機能」

この2つに分けてツールを作成していきます。より本格的かつ質の高い記事を作成する場合は、AIディレクター機能を作成して組み合わせるとよいでしょう。(今回はディレクター機能無くても十分な文章が作成できるので割愛しておきます。)

本ツールの思想

生成AIは文章生成において「0→1」はある程度できますが、「1→100」は苦手です。

単純に生成AIに特定の指示とキーワードだけ与えて長文を作成しようとすると、ハルシネーションと言われる事実と異なる文章を生成してしまったり、同じ表現の多用やテキスト量はあるが内容がスカスカの文章が出来上がってしまいます。

1つの解決策としては、「10→100」の処理をさせることです。

どういうことかというと、生成AIは文章の要約や、内容を噛み砕いて説明することは非常に得意なので、

しっかりとした事前情報を大量に与え、その内容を元に記事を作成してもらうことで、文章の内容としても有益な情報が含まれ、かつわかりやす記事を作成することが可能です。

そこで、今回のシステムでは大量のテキスト情報(3万文字程度)から重要な点をみつけ、その内容をわかりやすく解説するツールを作成します。

タスク分解

  1. 大量のテキスト情報を読み込む
  2. テキスト内容の要点をわかりやすくまとめる
  3. 要点をまとめたサマリー情報を記事として加工する

ざっくり分解すると上記のようになります。

作ってみた結果

情報元となるテキストファイルをアップロードします。

要約結果が出力されます。

更に処理を開始ボタンをクリックすることで、記事の作成が自動でスタートします。

出力した結果が上記のスクリーンショットになります。

パット見てもかなり内容も充実している上に、記事としても遜色のないものが出来上がりました。

実際に作成したAI記事作成ツールで作った記事

ツールの精度

AI作成の記事は内容が薄く人間が読んでいても比較的かんたんにAI生成と気づけてしまいます。

ただ、このように生成AIの得意不得意を理解し、ステップ分けてツールを作成することで現状質の高い記事の生成も可能です。

※実際にこのツールを利用した記事作成だと1記事5分程度でできてしまう。

今後あらゆる分野で生成AIによる工数削減や、マーケティングの高度化が考えられます。

時代の波に乗り遅れないように、今のうちからできること・できないことを正しく把握し、最大限AIを活用していきましょう。

PickUp

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